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3月の高麗芝の手入れ

この記事の概要

このページでは高麗芝の3月の手入れ方法について紹介しています。新芽が出始める前の3月の前半から中盤にかけて、サッチング、エアレーション、コアリングなどの更新作業がお勧めです。

3月の高麗芝の手入れ 芝生の手入れ(年間スケジュール)
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芝生の更新作業に最適な時期

3月の後半になると、高麗芝は徐々に成長が始まり新芽が出始めます。

新芽が出始める前の3月の前半から中盤にかけては、サッチング、エアレーション、コアリングなど芝生の土壌を活性化させる手入れや、冬の間に傷んでしまった芝生を補修する作業を行います。これを芝生の更新作業といいます。

芝生の更新作業は地味な作業ですが、春からの芝生の成長に大きく影響するので、この時期にしっかりと手入れをして綺麗な芝生を作りましょう。

3月:高麗芝の芝張り

3月の後半になると、高麗芝を植えるのに適している時期が始まります。

高麗芝の場合は、張り芝といってマット状の切り芝を並べることによって芝生を植えます。並べた芝生が床土に根付くためには芝生が成長する必要がありますので、芝生が成長を始める3月後半からが芝生を植えるのに適している時期ともいえます。

3月前半

気温が低いため芝張りには適していません。これから芝生を植えるための土壌づくりをしっかりとしましょう。

3月後半

3月後半から、芝張りに適した時期がはじまります。4月になると、高麗芝の成長期が始まりますので、芝生が根付くのも早くなります。この時期から植えた高麗芝、根や葉を次々と伸ばし成長するので根付きも早くなります。

3月:高麗芝の水やり

この時期はまだ気温も低くて、芝生も乾燥しにくいので水やりの必要はありません。基本的には自然に降る雨で芝生の乾燥が十分防げるのですが、晴れの日が続くようであれば、乾燥した芝生に適度に水やりを行ってください。

この時期に植えたばかりの高麗芝は根付いていないので、乾燥させないようにたっぷりと水やりをしてください。

3月:高麗芝の芝刈り

この時期の高麗芝は、まだ伸び始めないので芝刈りの必要はありません。

芝生の更新作業をする前には、冬の間に枯れた芝生を短く刈り込みます(枯れ芝刈り)。短く刈り込むことで、エアレーション、コアリング、サッチングなどの作業が容易になります。

3月:高麗芝の肥料

3月中旬までは肥料の必要はありません。3月後半になり、高麗芝が成長を始める少し前に、チッソ成分10%程度の化成肥料を、1㎡あたり20gを目安に与えます。芝生の肥料は、基本的に成長期に栄養分を与えることで効果を発揮します。

高麗芝を植える場合には、窒素、リン酸、カリウムを含んだ有機肥料を、元肥として床土に混ぜておきます。

3月:目土入れ

3月は高麗芝の目土入れに適している時期です。更新作業の後に目土入れを行うことで、芝生の成長を活発化させることが出来ます。

サッチング作業をしたあとは、サッチングで傷つけた芝生を保護するため、芝生の土壌を活性化するために目土入れを行います。

また、芝生の土壌を活性化させる、エアレーション、コアリングの後には、芝生の根を乾燥させないように目土入れが必要となります。

3月:その他の手入れ

高麗芝の成長期が始まる前の3月は「芝生の更新作業と」呼ばれる芝生の土壌を活性化させる作業や、凸凹や擦り切れた芝生の補修に適している時期です。

エアレーション

芝生の土壌は年月が経過すると踏み固められて徐々に固くなっています。芝生に穴を開けて土壌に空気を入れることで、芝生の土壌を活性化させることが出来ます。エアレーション作業は、月日が経って固くなった土壌を耕して通気性を上げる効果もありますので、年1回を目安にエアレーションを行いましょう。

サッチング

芝刈りの刈りカスや枯れた芝生が蓄積されると芝生に悪い影響を与えます(蓄積されたものをサッチといいます)。芝生を植えて年月が経過するにつれて、サッチが徐々に堆積してきます。定期的にサッチングをすることで、病害虫の予防や水はけが改善することが出来ます。

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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