5月以降は手入れが多く必要となります
5月になり成長期に入った高麗芝は新芽も出揃い、綺麗な緑の絨毯が楽しめます。これからの時期は、雑草が増えやすい時期となりますので、こまめな雑草対策が、手入れのポイントとなってきます。
気温も高くなり乾燥する日も増える5月後半以降は、水やりや芝刈りなどの回数も徐々に増やしていくことになります。
このページでは、高麗芝の芝刈りや水やりの回数を紹介していますがあくまでも目安となっています。実際には地域や植えられている環境によって頻度を調整をしてください。
5月:高麗芝の芝張り
高麗芝が活発に成長する5月は、高麗芝の張り芝にもっとも適した時期と言えるでしょう。
植えたばかりの高麗芝は、芝生の根が十分に根付いていないので、乾燥を防ぐためにこまめに水やりする必要があります。5月に芝生を植えることで、こまめな水やりの時期を、梅雨の雨で補うことができるので、手間も少なくて済みます。
5月:高麗芝の水やり
5月は雨の量が少ないので、芝生の乾燥に注意して週1~2回を目安に水やりをしてください。
芝生の水やりは、地中まで水が届くようにたっぷりと水を与えます。地中深くまで水を染み込ませることで、芝生は地中深くまで根を伸ばそうとし、乾燥に強い芝生に育つことが出来ます。
この年に植えたばかりの高麗芝は特に乾燥しやすいので、植えてしばらくは、こまめにたっぷりと水を与えて、芝生が乾燥しないようにしてください。
5月:高麗芝の芝刈り
芝生の成長スピードは日を追うことに早くなってきます。2週間に一度くらいを目安に芝刈りをしてください。
芝生を刈る高さ(これを刈高といいます)は、一般的に20mmを目安に行いますが、自分の好みに合わせて10mm〜30mmの間で、刈高を決めても大丈夫です。
芝刈りをするときは、一度に短く刈ってしまうと「軸刈り」になってしまい、復活まで時間がかかるので注意が必要です。
5月:高麗芝の肥料
5月は、芝生の肥料に最適な時期です。チッソ成分10%程度の化成肥料を、1㎡あたり30gを目安に与えてください。
なお、肥料を与えた後は必ず水やりが必要となりますので注意してください。
芝生の葉の色が薄い、もっと素早く効果を発揮したい時は、芝生用の液体肥料を使うと効果が早く現れます。
5月:目土入れ
4月と同様、5月も高麗芝の目土入れに適している時期となります。全体的にうすく目土を入れることで、芝生の成長を促すことが出来ます。
芝生の活性化のために目土入れをする回数は、多くても年に1回にしてください。目土入れの回数が多いとグランドレベルが上がるので注意が必要があります。
エアレーションやコアリングをした後は、芝生の根を乾燥から防ぐために目土入れが必要となります。
5月:その他の手入れ
5月は、芝生に生える雑草も活発に成長する時期となります。芝生に生えた雑草は放置していると直ぐに増殖するので、いかに早い段階で駆除出来るかがポイントとなります。また、傷んだ部分や凸凹の部分の補修や、エアレーション作業にも適した時期となります。
雑草対策
雑草は小さいうちにこまめに取り除く必要があります。雑草を取り除く場合は、手で引き抜くことが主となりますが、芝生の手入れに時間が取れない場合は、芝生用の除草剤を使い、雑草を枯らしたり雑草の予防をしましょう。
エアレーション
芝生に穴を開けるエアレーション作業は芝生にダメージを与えます。芝生が復活しやすいこの時期までにエアレーション作業を終わらしておきましょう。エアレーション作業は地味な作業ですが、芝生の土壌を活性化させることで、成長が見違えるように良くなります。