芝生用肥料の種類と回数の目安

芝生の肥料芝生の手入れ

密度が高く緑が鮮やかな芝生を作るには、肥料が必要です。

芝生は、他の植物と同様に根から栄養分を吸収して成長します。

自生している芝生は、自然の中にある栄養分を吸収して成長しますが、人が植えた芝生の場合は、自然の栄養分が不足がちになるので、肥料を散布して、栄養分を与える必要があります。

芝生に与える肥料は、ホームセンターや園芸店で販売されている芝生用の肥料を使うのが手軽です。

一般的な園芸用の肥料でも栄養分を与えることができるのですが、芝生用の肥料は、芝生の成長に必要な鉄分が含まれているので、できる限り芝生用の肥料を使いましょう。

芝生の状態に合わせて、適切な施肥をすることで、密度が高く緑が鮮やかな芝生を作ることができます。

肥料の基本は窒素・リン酸・カリウム

芝生の肥料

肥料の三大要素N・P・Kを理解しましょう

芝生に与える肥料は、窒素・リン酸・カリウムが主成分となります。販売されている肥料のパッケージ(袋・ボトルなど)には、N・P・Kの割合が表記されてます。

例えば、5-2-4と表記されている場合は、チッソ5:リンサン2:カリウム4の割合で配合されています。芝生用の肥料は、それに加えてFe(鉄)が含まれていることが多いです。

窒素・リン酸・カリウムは、芝生に対してそれぞれ異なる効果を発揮するので、目的に合わせた成分配合率の肥料を与えるようにしましょう。

N:チッソ(窒素)

チッソ(窒素)は、芝生の成長を促し、葉を緑にする効果があります。ただし、チッソ(窒素)を与え過ぎると、芝生の耐病性を弱めることになるので注意してください。

P:リン酸 (リンサン)

リン酸 (リンサン)は、芝生の根の成長に効果があります。また、病害虫や乾燥に強い芝生を作ることができます。芝生の成長期に施肥をしてください。

K:カリウム

カリウムは、芝生の根の成長を促す効果があります。また、根や葉を丈夫に育てることが出来るので、病気に対して抵抗力をつけることができます。

肥料の種類

芝生の肥料

速効性肥料と緩効性肥料の違い。

肥料には、速効性肥料と緩効性肥料があります。

速効性肥料

すぐに効果が現れますが効果を長く維持することが出来ません。液体の肥料の多くは、速効性肥料となります。

緩効性肥料

数カ月間、じわじわと効果を持続しますが、効果が出るまでに時間がかかります、粒状タイプの固形肥料の多くが、緩効性肥料となります。

速効性肥料と緩効性肥料は、どちらかが優れているわけではなく、目的に合わせて使い分けをしましょう。

たとえは、芝生が必要な栄養分のベースとしては緩効性肥料を使い、元気がない時、葉の色が薄い時、枯れそうな時などに、すぐに効果のでる速効性肥料を使うようにしてみましょう。

粒状肥料は、芝生用を使う

葉の隙間に入る芝生用の粒状肥料を使う。

粒状肥料の場合は、芝生の葉の隙間に入るように、散布しなければいけません。

一般的な園芸用の粒状肥料は、粒が大きい商品もあるので注意が必要です。この場合、散布したとても、肥料が芝生の葉の隙間に入りにくく効果も出にくいのでおすすめできません、

芝生用の粒状肥料であれば、小さい粒なので葉の隙間に入り込む事ができますので、出来る限り芝生用の粒状肥料を使うようにしましょう。芝生用の肥料は、ホームセンターや園芸店で販売されています。

有機質肥料

植物性や動物性の肥料

有機質肥料は、骨粉・鶏糞・油かすなどを原料にした肥料です。チッソ、リン酸、カリウム(NPK)を含んでおり、カルシウムやマグネシウムなども含んでいる場合もあります。
一般的には、芝生を植える時の元肥として、床土に混ぜて使用されることが多いです。

化成肥料

化学的につくられた肥料

化学的につくられた肥料で、チッソ、リン酸、カリウム(NPK)が配合されています。芝生を元気に育てる時に必要な 鉄分(Fe)を配合している商品もあります。

芝生の肥料のベースとして、春と秋に使用されるのが一般的です。化成肥料は多く与えすぎると、床土が土痩せになる場合があるので、与えすぎには注意しましょう。

液体肥料

化成肥料を液体にした肥料

化成肥料を液体化した肥料で、チッソ、リン酸、カリウム(NPK)が配合されています。芝生を元気に育てる時に必要な 鉄分(Fe)を配合している商品もあります。

液体の為、早く効果が現れるので、トラブルからの復活時などに使いと良いでしょう。

肥料の時期

芝生の肥料

芝生の成長期(3月〜9月)に肥料を与えます。

芝生に肥料を与えることを「施肥」といいます。施肥は、芝生の成長時期の少し前から始めて、成長期の間に定期的に行います。

成長期の期間中に、2ヶ月〜3ヶ月を目安に、芝生に固形肥料を与えます。
固形肥料は、効果が持続する期間が長いので、まずは固形肥料を散布して、芝生が必要な栄養分のベースにします。

その上で、芝生の状態を見ながら、必要に応じて液体肥料を使います。
例えば葉の緑色が薄い時、部分的に枯らしてしまったので復活して欲しい時、などに、すぐに効果の出る液体肥料を使用します。

液体肥料は、効果が出来までの時間は短いのですが、効果を長く持続させる事ができません。そのために、固形肥料を使わずに、液体肥料のみで施肥を行う場合は、施肥の間隔を短くする必要があります。

暖地型芝生(日本芝・西洋芝暖地型)の施肥方法

※実際の芝生の成長具合によって調整をしてください。

3月

芝生が成長を始める少し前に施肥を始めます。(地域にとって異なる)
チッソ成分が10%程度の化成肥料を、1㎡あたり20gを目安に散布。

4月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり20gを目安に散布。

5月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり30gを目安に散布。

6月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり30gを目安に散布。

7月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり30gを目安に散布。

8月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり30gを目安に散布。

9月

リン酸とカリウム成分が多めの肥料を散布します。

10月

休眠期に入るため、肥料の必要はなし。

寒地型芝生(西洋芝)の施肥方法

※実際の芝生の成長具合によって調整をしてください。

3月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり20gを目安に散布

4月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり20gを目安に散布

5月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり20gを目安に散布

6月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり20gを目安に散布

7月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり10gを目安に散布

8月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり10gを目安に散布

9月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり20gを目安に散布

10月

チッソ成分が10%程度の化成肥料を1㎡あたり30gを目安に散布

肥料やけに注意

芝生のキャラクター

肥料やけをおこさないように、散布量や濃度に注意。

肥料を散布する時に、ムラがあったり、部分的に濃く撒きすぎたりすると、肥料やけを起こし、芝生が変色したり部分的に枯れたりします。

固形肥料を散布した後は、十分な水やりを行い、肥料を落ち着かせて、肥料やけを起こさないように、肥料によって指定された散布量や濃度を守って散布してください。

また、夏の暑い時間帯に肥料を与えることもおすすめできませんので、朝か夕方の涼しい時間帯に施肥を行いましょう。

施肥の道具

芝生の肥料と液肥スプレーヤー

肥料散布を楽にする便利な道具をご紹介します。

肥料散布機

固形肥料の散布に使用。肥料を均一に散布することができます。タイヤが付いていて手で押すタイプや、手持ち式のタイプなど、様々なタイプが販売されていますが、基本的な機能はほぼ同じです。種まきにも使えます。

液肥スプレイヤー

希釈が必要な液肥を散布する時に使用します。

液肥には、濃縮された状態(原液)で販売されている商品があります。使用する時は、この原液に水を加えて、芝生用の濃度に希釈して散布します。

液肥スプレイヤーは、水道のホースにつなぐことができ、希釈をしながら液肥を散布することができますので、液肥散布を楽に早く行うことができます。もちろん芝生以外の園芸全般で使うこともできます。

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