年1回のサッチングで、積もったサッチを取り除く

サッチング芝生の手入れ

芝生のトラブル予防の為に、定期的なサッチングが必要です。

サッチングとは、芝刈りの時に回収できなかった「刈りカス」や、枯れて腐った芝生の葉を取り除く、芝生の手入れの一つです。

芝刈りの時の刈りカスや、枯れて腐った芝生は、芝生の葉の下で層を作ります。この層のことを「サッチ」といいます。

植えたばかりの芝生には、サッチは堆積していませんが、二年目・三年目と時間が経過するにつれて、サッチが堆積してきます。

サッチが堆積すると、通気性が悪くなり病害虫の原因となったり、水はけが悪くなったりと、芝生の成長に悪影響を与えますので、元気で健康的な芝生を育てるために、定期的なサッチングをしましょう。

サッチングの理由

芝生のサッチ

サッチが出来る原因は主に2つ。

一つは、芝刈りの時に回収できなかった「刈りカス」が分解されずに腐ること、もう一つは、冬になって枯れた芝生の葉が分解されずにいつまでも残ることが原因で、サッチとなり堆積していきます。

特に芝生の葉は、自然に分解されにくいため、サッチが溜まりやすくなります。

堆積したサッチは、芝生に様々な影響を与えます

堆積したサッチが芝生に与える悪影響
  • サッチ層があることで、水が土に染み込むのを妨げる。
  • 堆積したサッチには水分がたまり、病原菌の原因になる。
  • 病害虫が発生しやすくなる。
  • 日光が当たりにくくなり、芝生の成長が妨げられる。
  • 通気性が悪くなり、微生物の活動が鈍り、さらにサッチが分解されないようになる。
  • 乾燥しにくいサッチは、苔や藻の原因となる。

このように、サッチが蓄積することで、芝生に様々な悪影響を与えますので、元気な芝生を育てる上でサッチングがとても大切な手入れとなります。

サッチングの時期

芝生の冬枯れ

年に一度のサッチングがおすすめ

芝生を植えたばかりの年には、サッチはほとんど堆積していないので、サッチをする必要はありません。2年目以降は、最低でも年に一度のサッチングをおすすめします。

サッチングは、芝生の成長が始まる3月中旬から3月末にかけて行うことをオススメします。
理由は、サッチングは少なからず芝生を痛めることになるので、これから芝生が成長する時期に行うことによって、芝生の回復を少しでも早めることが出来るからです。

サッチングの方法と道具

サッチング

サッチングには様々な方法がありますが、どの方法もサッチを除去する目的は同じです。手作業で行う、薬剤を使う、道具を使うなど、自分にあった方法でサッチングをしてください。

手作業でのサッチング

手作業のサッチングには、金属製の熊手やレーキを使用します。

サッチングの方法は、熊手やレーキを使って、芝生の上から堆積したサッチを掻き出すだけです。掻き出したサッチは残らないように回収してください。サッチングを行ったあとは目土入れを行うと芝生の回復が早まります。

熊手を使う場合は、金属製で先端の幅が調整できるタイプが使いやすくて便利です。なるべく先端が尖っていない熊手を使ってください。

熊手やレーキを使ったサッチングは単純な作業ですが、見た目以上に体力を消費します。中腰で作業することになり、芝生の手入れの中でも、もっとも辛い作業といえるでしょう。可能ならば薬剤や道具でのサッチングをオススメします。

サッチ分解剤でのサッチング

サッチ分解剤とは、納豆菌の仲間であるバチルス菌をつかった薬剤で、散布するだけで簡単にサッチ除去ができます。

分解剤によって土に戻ったサッチは、腐植として土壌を改良し健全な芝生の生育を助けます。

バチルス菌をつかったサッチ分解剤には、イデコンポやシバキープProなどがあります。

サッチングマシン

道具を使ってサッチを掻き出す方法があります。

・サッチング専用マシン(キンボシ電動ローンコーム)
・芝刈り機にサッチング用のアタッチメントをつける(リョービ)
・タイヤ付の芝生のサッチ取りマシン(WOLF Garten)

これらの道具を使用することで、サッチング作業がかなり楽になりますので、予算に余裕があれば購入を検討してください。

その他のサッチングの方法

目土入れをすることで、サッチを分解しやすくなる環境を作ることができます。また、エアレーションで芝生の通気性を良くして、土の中の菌を活性化することで、枯れた芝生が分解されやすくなります。

「芝焼き」もサッチの除去に効果的です。サッチを燃やしてしまうことで、サッチ除去だけではなく、雑草の種・病害虫・卵の駆除も可能です。

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