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ブラウンバッチ病【芝生の病気】

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病原菌名:Rhizoctonia solani AG2-2IIIB / R. solani AG1-IA / R. solani AG1-IB発生芝種:寒地型西洋芝別名:ベントグラス葉腐病 ブラウンバッチ病の症状と特徴 ブラウンバッチ病は、 […]

ブラウンバッチ病【芝生の病気】 芝生に発生する病気
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病原菌名:Rhizoctonia solani AG2-2IIIB / R. solani AG1-IA / R. solani AG1-IB
発生芝種:寒地型西洋芝
別名:ベントグラス葉腐病

ブラウンバッチ病の症状と特徴

ブラウンバッチ病は、西洋芝に発生しやすい病気です。10cm〜1mの大きさでパッチ状に芝生が枯れ、早い速度で病害が進行して被害を拡大させます。

葉に斑点やスモーキーリングを発生させることがあります。ラージパッチ病と同様に、排水性が良くなかったり、窒素が多い土壌が原因となり病害が発生します。

ブラウンバッチ病がよく発生する芝生の種類

ベントグラス、ブルーグラス、ライグラス

ブラウンバッチ病の発生時期

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

◎よく発生 ○発生

ブラウンバッチ病の対策と予防方法

ラージパッチ病と同様に、土壌の通気性、排水性の良い土壌を作り、肥料散布を心がけることで、発生を抑えられます。夜間の散水も極力避けましょう

  • エアレーションで土壌の通気性や排水性を良くする
  • 定期的なサッチングで、サッチを取り除く
  • 窒素が多くならないように、バランス良く肥料を与える
  • 雨が多く湿気が高い時期は散水を避ける
  • 殺菌剤を予防的に散布する

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ブラウンバッチ病に効果のある殺菌剤

ブラウンバッチ病に効果のある殺菌剤としては、チウラム水和剤、オーソサイド水和剤、TMDT水和剤などがあります。

殺菌剤を使うときの注意点

殺菌剤はローテーションして使用するのがポイント

芝生が病気になってしまったら、早めの殺菌作業と、これから病気にならないための予防の為の殺菌作業が必要となることです。

また、同じ殺菌剤を連続して使用すると、殺菌剤に対して耐性は付いてしまうため、殺菌剤の種類をローテーションすることがポイントとなります。

※殺菌剤を使用する際には、商品の説明文をよく読んで間違った使用をしないように注意してください。

まとめ

最後に、このページでは「ブラウンバッチ病」について詳しく紹介しました。

芝生を長い間育てていると、かなりの確率で病気が発生します。病気になっていると気づかずに、手入れ方法が間違っていたと勘違いしてしまうこともよくありがちです。

芝生の病気は、早期発見・早期対策がポイントとなりますので、まずは病気の症状を理解しておき、早めに気付けるように心がけましょう。

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↓芝生の病気と予防・対処方法については下記ページもご覧ください。

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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