分類:鱗翅目(りんしもく)ヤガ科
学名:Spodoptera depravata Butler
英名:Lawn cutworm
別名:ヨトウムシ
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄諸島
スジキリヨトウの特徴
スジキリヨトウの幼虫は夜間に芝生の葉や茎を食害します。
スジキリヨトウは蛾の幼虫です。1年に3回から4回発生する害虫で、5月から10月にかけて被害をもたらします。幼虫は芝生の葉や茎を食害します。
幼虫は最大3cm程度まで成長します。幼虫の期間はおよそ1ヶ月で、この期間は地中の比較的浅い場所に苞をつくりその中に潜み、夜間に芝生の葉や茎を食害します。
成虫は体長が1.5cmほどで、帯状の黒い3本の横縞模様が特徴です。成虫の寿命は5~10日程度。成虫になるとよく見かける害虫で夜間に活動します。
スジキリヨトウの被害
高麗芝などの日本芝と西洋芝に発生、伸びた芝生に大きな被害を与えます。スジキリヨトウの幼虫は夜間に芝生の葉や茎を食べる「食害」を起こします。孵化直後の幼虫は葉の先端の柔かい部分だけを食害します。
スジキリヨトウの被害時期
5月から10月にかけて発生。被害が大きくなるのは梅雨明け以降で、大発生することがあります。幼虫で冬を越し、年3~4回発生します。
スジキリヨトウの対策方法
スジキリヨトウの駆除にはスミチオン乳剤などの芝生用の殺虫剤を散布します。幼虫が大きくなると殺虫剤が効きにくくなるので、幼虫の初期のうちに殺虫剤を散布します。散布の前には芝生を刈込み、幼虫が活動する夕方以降に散布すると効果的です。
- スミチオン乳剤
- オルトラン粒剤・水和剤
- リラークDF
- シラトップEW
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