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4月の高麗芝の手入れ

この記事の概要

このページでは高麗芝の4月の手入れ方法について紹介しています。高麗芝は成長期に入ります。この時期はサッチング、エアレーション、コアリングなどの更新作業がお勧めです。

4月の高麗芝の手入れ 芝生の手入れ(年間スケジュール)
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高麗芝は本格的な成長期に入ります

4月になると高麗芝は本格的な成長期に入ります。冬の間に枯れていた芝生は、新芽が伸びることで綺麗な緑の絨毯が復活します。

3月と同様に4月もサッチング、エアレーション、コアリングなどの更新作業や、傷んだ芝生の補修作業に適している時期となります。サッチングやエアレーション作業は芝生に負担を与えますので、芝生の成長期を選んで作業をしてください。

4月になると気温も高くなり雑草が生えるスピードも早くなります。芝生に生える雑草は、大きく育ってしまうと根ごと取り除くことが難しくなるので、早めに根ごと引き抜くなどの、こまめな手入れが必要になってきます。

4月:高麗芝の芝張り

4月は高麗芝を植えるのに最も適した時期となります。

高麗芝は、張り芝によって芝生を植えるので、十分に根付くまでには時間がかかります。そのため、植えたばかりの芝生は乾燥しやすく、夏の乾燥で枯れてしまう可能性があります。

そこで、芝生の成長期が始まる4月と5月に芝生を植えることで、夏までに芝生を十分に根付かせ、安心して夏を乗り切ることができます。

4月:高麗芝の水やり

4月になって新芽が出てきますが、まだ気温も低くて乾燥もしにくいので、水やりは基本的に自然に降る雨で十分です。ただし晴れの日が続くようであれば、芝生が乾燥しないように水やりをしてください。

この年に植えたばかりの高麗芝は、十分に根付いていないので乾燥しやすくなっています。十分に根付くまではこまめにたっぷりと水やりをしてください。

4月:高麗芝の芝刈り

高麗芝は次々と新芽が出はじめて、成長スピードを早めていきます。芝生の葉が3cmから4cmに伸びてきたら、2cm程度に仕上がるように、2週間から3週間に一回を目安に芝刈りをしてください。

芝生は芝刈りの回数が多いほど密度が高くなります。これは、上に伸びることを遮られて横に伸びようとする芝生の性質のためです。こまめな芝刈りを何回も繰り返すことで、密度の高い絨毯のような芝生を作ることが出来ます。

4月:高麗芝の肥料

高麗芝の成長期である4月は、芝生の施肥に最適な時期です。この時期に肥料を与えると、芝生の成長は見違えるように良くなります。チッソ成分10%程度の化成肥料を、1㎡あたり20gを目安に与えてください。

効果の期限が長い固形肥料をベースとして与えておき、芝生の状態に合わせて随時液体肥料を散布する施肥の方法がおすすめです。

4月:目土入れ

3月と同様、4月も高麗芝の目土入れに適している時期です。芝生の土壌を活性化するために、全体に薄く目土入れを行います。また、サッチング、エアレーション、コアリングなどをした後は、芝生の根や茎の乾燥を防ぐために目土入れをしてください。

4月:その他の手入れ

3月と同様に4月も、エアレーションやコアリング、傷んだ芝生の補修に適した時期となります。

エアレーション

徐々に踏み固められて固くなった芝生の土壌を耕すために、エアレーション作業を行います。ローンスパイクやローンパンチで芝生を穴に開けることで、土壌に空気を入れ土壌の微生物の活性化や通気性の改善を行います。特にエアレーションは芝生にダメージを与えるので、芝生の回復が早いこの時期に行うのが最適です。

サッチング

芝生に蓄積されたサッチは、病害虫の原因になる、水はけが悪くなる、日当たりが悪くなるなど、芝生に対して悪い影響を与えることばかりです。サッチは、年々蓄積されていますので、最低でも年に1回はサッチングでサッチを取り除き、芝生が元気に育つ環境を作りましょう。

雑草対策

4月になり暖かくなると、芝生の成長だけではなく、雑草の成長も活発化されます。芝生の密度が低いこの時期は、雑草も増えやすいので、雑草が小さいうちにこまめに引き抜くようにしてください。雑草の対策に手が回らない場合は、除草剤を事前に散布しておき、雑草予防を心がけください。

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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