芝生の水やりに適した散水ノズルとは?
芝生の手入れの基本の一つ「水やり」に、散水ノズルは欠かせません。
でも、芝生の水やりに適した散水ノズルを使用しないと、ストレスが溜まるばかりか、水やりが面倒になってしまい最悪の場合芝生をからしてしまうことも。。。
反対に、芝生の水やりに適した散水ノズルを使うことで、水やりが楽しくなり芝活が楽しくなるものです。
芝生愛好家であれば、なるべく芝生の水やりに役立つ散水ノズルを選びたいと思うのは当たり前です。
芝生に適した散水ノズルの選び方は?
では、芝生の水やりに適した散水ノズルはどのように選んだらよいのでしょうか?ホームセンターでは、様々なタイプの散水ノズルが販売されており、どれが芝生の水やりに適しているか悩んでしまいますよね。
そこで、このページでは芝生の水やりに最適な散水ノズルの選び方を紹介しています。
散水ノズルの種類や購入時の注意点などの基本的なことや、芝生の水やりに適した商品もピックアップしてご紹介。
芝生には使わない機能が付いた高い散水ノズルを購入して、無駄になってしまったという事が無いように、散水ノズルを探している方は参考にしてください。
散水ノズルとは、水道につながっているホースの先端に取り付けて、水の形や水量を調節することが出来る道具です。素材やノズルの形状など多くの種類の散水ノズルが販売されおり、ガーデニングを始め、洗車や、庭周りの掃除など、一般家庭で幅広い用途で使用されてます。
↓あわせて読みたい
芝生の水やりの方法
散水ノズルの素材
散水ノズルにはプラスチック製と金属製がある
散水ノズルの素材には大きく分けてプラスチック製と金属性があります。どちらの素材も、性能面では大差はありませんが、素材の違いから耐久性や価格が異なってきます。
プラスチック製の散水ノズル
主流となっているプラスチック製の散水ノズル
現在販売されている散水ノズルの中では、プラスチック製が主流となっています。そのため、多くのバリエーションの中から選ぶことができ、さらに手頃な価格で購入でることができます。
デメリットとしては、プラスチックは紫外線によって劣化してしまうため、長期間屋外に放置しておけば、割れてしまうことがありるなど、耐久性が低いことが挙げられます。
また寒冷地では水の凍結により破裂してしまう可能性があるので、オススメはできません。
金属製の散水ノズル
長く使うなら、金属製の散水ノズルがおすすめ
金属製の散水ノズルは、耐久性が高く落としたりぶつけたりしても割れることはありません。プラスチックのように紫外線で劣化することもないので、プラスチック製の散水ノズルよりも長く使うことができます。
その分、プラスチック製に比べると価格が高めな商品が多く、商品のバリエーションも少なめとなっています。
私自身も当初は、プラスチック製の散水ノズルを使用していましたが、使い方が荒いのかすぐに壊れてしまうので、最近は金属製の散水ノズルを使用しています。金属製の散水ノズルに交換してからは一回も壊れたことがなく、5年以上使用しています。
芝生の散水に適した水形は?
散水ノズルは水形パターンを変えられるタイプが主流
園芸用、洗車用、掃除用などさまざまなシチュエーションに対応するために、水形パターンが切り替えらえられるタイプが多いのですが、芝生の手入れではほとんど使わないといった水形パターンもあります。
散水ノズルは機能が多くなるほど構造が複雑になるので、なるべくシンプルな方が長く使える傾向にあります。
まずは、芝生専用で使用するのか、庭の園芸全般で使用するのか、車の洗車にも使用するのかなどを決め、必要な水形をイメージすることが、散水ノズルを選ぶポイントになります。
下記に、私が芝生の水やりで使用している水形パターンをご紹介します。水やりは人によって個人差もありますし、メーカーによって水形パターンに微妙に違いがあるので、色々と試しながら自分にあった水形パターンを見つけ出してください。
シャワー
ほとんどの散水ノズルに装備されている水形パターンで、芝生の水やりにもよく使用しています。
「幅が狭いシャワー」と「幅が広いシャワー」が選べる商品もありますが、広い芝生の場合は飛距離が出る「幅が狭いシャワー」、広くない芝生の場合は「幅が広いシャワー」が向いていると思います。
ジェット
めんどくさがり屋の私は、離れた場所の芝生に水やりをしたい時に、飛距離が出る「ジェット」を使っています。
散水ノズルを細かく振ることで、ジェット水流の先端をいい具合に「拡散」させて芝生に水を与えることができます。
尚、近くの芝生に「ジェット」で水やりをすると、水圧で土を掘り返してしまい凸凹した芝生になるので厳禁です。
カクサン/ミスト(霧)
基本的に芝生の水やりで使用することはありませんが、芝生を植えた際の「目土入れ後の散水」には使用しています。
シャワーやジェットでは、勢いが強すぎて目土が流れてしまう事があるため、「カクサン」や「ミスト」を使って優しく散水を行います。
その他の水形
ジョロ、サイクル、円錐、フラットなど、メーカーによって様々な水形パターンがあります。基本的に「勢いがない」「飛距離が出ない」ような水形は芝生に使用することは少ないと思います。
ただし、芝生だけではなく、花壇や植木などの水やりにも散水ノズルを使用する場合は、優しく水やりができる「ジョロ」などの水形も必要になってくるでしょう。
水量調整が出来るタイプがオススメ
水量調整の機能は必須
散水ノズルには、手元のツマミやハンドルの握り具合によって水量が調整できるタイプがあります。
この機能が付いていると、水の量を調整するためにわざわざ蛇口の場所まで移動しなくて良いので、作業効率がぐっと良くなります。特に芝生の水やりの場合は散水する面積も広いので、蛇口まで移動することはかなり効率が悪くなってしまうので、水量調整の機能は必須だと思います。
ただし、ハンドルで水量を調整するタイプは、一定の力で握り続けていないといけないので、操作に慣れが必要なのと、継続的な握力が必要となり「疲れる」「使いにくい」と感じる方も多いと思います。その場合は、レバーやスイッチで水量を固定できるタイプを選ぶと良いでしょう。
散水ノズルを選ぶときの注意点
普通は散水ノズルを購入する時に「ホースサイズ」と「対応水圧」はあまり意識していないと思います。しかし、今使っている水道ホースに適合しない散水ノズルを購入してしまう可能性もゼロではないので、念の為に「適応ホースサイズ」と「対応水圧」も確認しておくと良いと思います。
対応するホースサイズを確認する
コンパクトタイプのホースリールは要注意
一般的なホースは内径が12~15mm・外形が21mm以内のサイズで作られています。ほとんどの散水ノズルは、このホースサイズに合わせて設計されているので間違うことは少ないのですが、念の為ホースのサイズを測ってから適合を確認すると確実です。
ただし、内径7.5mm程度の細めのホースを使用した「コンパクトタイプのホースリール」も多く流通しているので、その場合は、細めのホースに適した散水ノズルを選ぶか、アタッチメントを使用して取り付けることになります。
対応する水圧を確認する
念のため、対応水圧を確認しておきましょう
ほとんどの散水ノズルは、一般家庭の水道の水圧には耐えられる仕様になっているので、基本的に気にする必要は無いと思います。
ただし、あまりにも低価格の商品など、素材や構造によって高い水圧に耐えられない商品もあります。このような商品を高い圧力で使用すると散水ノズルの破損原因となるので、対応水圧をチェックしてから購入してください。
プラスチックタイプ散水ノズルのオススメ
芝生の水やりにおすすめできるプラスチック製の散水ノズルを紹介します。
Takagi スティックノズル
珍しいスティック型の散水ノズル
女性でも扱いやすいスティックタイプの散水ノズルです。ノズルの根元は可変式で、ホースを気にせず水やりしやすくなっています。ノズルはワンタッチで取り外しができます。
水形:キリ/シャワー/ストレート/ジョロ
適合ホースサイズ:細ホース(内径7.5-9mm/外径13.5mmまで)に対応
Takagi パチットプログリップガーデンシャワー
Takagiラインナップの中でも園芸に特化したモデル。
ワンクリックレバーで通水・止水の切替がワンクリックで出来る他、節水レバーで流量調節もできます。6種類の水形パターン切り替えができるのも特徴です。ワンタッチでノズルを交換できるコネクターが付属しています。
水形ミスト/スポットシャワー/フロー/ジョロ/スポットジョロ/大流量シャワー
適合ホースサイズ:普通ホース(内径12-15mm/外径21mmまで)に対応
グリーンライフ SN-D4T スプリンクラーノズル
スプリンクラーとしても使える「2in1」の散水ノズル
水が出る部分を90度回転させることで、スプリンクラーとしても使用できる、ちょと変わった散水ノズル。スプリンクラーとしての最大使用散水面積は約66㎡です。
水形:ストレート/シャワー/キリ/スプリンクラー
適合ホースサイズ:普通ホース(内径12-15mm/外径21mm)に対応
金属タイプ散水ノズルのオススメ
芝生の水やりにおすすめできる金属製の散水ノズルを紹介します。
Takagi タフギアメタルFA
手のフィットにこだわった金属製の散水ノズル
本体は金属製ですが、ラバーグリップを採用し手のフィットにこだわった散水ノズル。ストッパーによる連続散水が可能で、手元のレバーで水量調節もできます。ワンタッチでノズルを交換できるコネクターが付属しています。
水形:キリ/シャワー/ストレート/ジョロ
適合ホースサイズ:普通ホース(内径12-15mm/外径21mm)に対応
Takagi メタルガンL3
私も愛用している金属製の丈夫な散水ノズル
レバーの握り具合で、キリ・ストレートの2種類に切り替えることができますが、実際には握り具合を調整することで、キリとストレートの中間のような水形にシームレスに変化させることができます。ストッパーを上げることで連続散水が可能で、ワンタッチでノズルを交換できるコネクターが付属しています。
水形:キリ/ストレート
適合ホースサイズ:太ホース(内径15-18mm/外径26mmまで)に対応
ミナト 散水ノズル「メタルガン」GHL-GN02
10種類の水形パターンをワンタッチで切り替えることができる
ボディはメタルを採用しています。ワンタッチレバーで止水/通水の切り替えと、10種類の水形パターンを切り替えることができるので、片手で簡単に水やりができます。
水形パターン:ストレート/サイクル/円錐/センター/フラット/カクサン/ミスト/シャワー/アングル/垂直
芝生の水やりに適した散水ノズルの選び方のまとめ
自分にあった散水ノズルを選べば、毎日の水やりが楽しくなる
このページでは芝生の水やりに適した散水ノズルの選び方やオススメの商品を紹介しました。
水やりは芝生の管理では欠かせないものであり、夏などは毎日行うこともあります。
日常的に使う散水ノズルだからこそ、「使いやすい」「疲れない、」「効率的」などにこだわって、選んでみるのも良いと思います。
↓芝生の水やり方法については下記ページで詳しく紹介しています。