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高麗芝 – 日本で一番植えられている初心者でも育てやすい芝生

この記事の概要

このページでは、高麗芝の特徴、手入れ方法、購入方法を芝生愛好家の芝太郎が紹介しています。高麗芝は日本芝の種類に入り、日本で一番植えられている芝生で、初心者でも植えやすく育てやすい芝生の種類です。

高麗芝 芝生の種類と比較
この記事は約4分で読めます。

日本の気候に適した高麗芝

高麗芝は、日本で最も植えられている芝生の種類です。

日本では、北海道・東北地方以外での地域でよく植えられており、日本の気候に最も適した日本芝(暖地型)の一種です。

高麗芝の成長期は3月から9月で、8月が最もよく育つ成長期になります。24℃〜30℃が生育温度となっており、10月から3月にかけては「休眠期」に入るので、成長はせずに、茶色く枯れてしまいます。

こまめな芝刈りで密度の高い芝生を作る事ができ、西洋芝に比べて乾燥や病気に強い特徴があります。

日本芝とは

日本に昔から自生していた芝生の種類。暖地型芝生のグループに属し高温多湿な日本の気候に適した特徴を持っています。

生育温度は23~35°C。春から秋にかけて成長し冬になると休眠期に入り枯れて茶色くなります。

育てやすいのでガーデニング・園芸に最適な芝生ですが、北海道などの寒冷地では育てる事ができません。

高麗芝とは

高麗芝

暖地型日本芝の一種

高麗芝は、イネ科の多年草で、暖地型芝生のグループに含まれる日本芝の一種。
学名は「Zoysia.matrella」といいます。日本の在来種で、別名は朝鮮芝とも呼ばれています。

高麗芝は、日本・中国・東南アジアにかけて広く生育しています。
地上部分と地下部分に「ほふく茎」があり、草丈は4.5cm〜11cmほどで、匍匐茎で繁殖します。

じつは「Zoysia.matrella」の正式名称は高麗芝ではなく「コウシュンシバ」なのですが、一般的には「Zoysia.matrella」が、高麗芝として流通しています。
本来のコウライシバ「Zoysia.tenuifolia」となります。

高麗芝の特徴

枯れた芝生

春から秋に成長、冬は枯れる高麗芝。

高麗芝は、元々日本に自生していた種類なので、多くの芝類の中で、日本の気候にもっとも適した特性を持っています。

生育温度は25℃~30℃。春〜秋にかけて育ち、冬には茶色く枯れてしまいますが、春になると新しい新芽が出てきて、再び美しい緑を芝生を作ります。

伸びる速度が比較的に遅く、最も成長する時期でも、週1回程度の芝刈りで間に合うため、西洋芝に比べてメンテナンス性に優れます。
また、乾燥、日陰、湿度、病気にも強いので、日本の一般家庭では一番多く植えられています。

踏み圧にも強く、上記のようにメンテナンス性に優れているため、公園、グランドなどの緑化やゴルフ場のグリーン、サッカー場など競技場でもよく使われる芝草です。

高麗芝(Zoysia.matrella)の特徴
  • 日本の暑さや湿気に耐えることができる
  • 西洋芝に比べて病気や乾燥に強いので育てやすい
  • 西洋芝に比べて伸びにくいので、芝刈り回数は少なくてすむ
  • 4月から9月に成長し、冬は茶色く枯れてしまう
  • 葉が硬いので、踏み圧に強い
  • 北海道や東北北部では育てることは出来ない

高麗芝の手入れ

芝刈り

芝刈り、水やり、雑草対策が基本

他の芝草と同様に、芝刈り、水やり、雑草対策がメンテナンスの基本となります。

成長期の始まる少し前の3月から、サッチングやエアレーションなどの更新作業をはじめます。
4月からは徐々に手入れが必要となり、夏が最も手入れに手間がかかる時期となります。
10月以降は休眠期に入るため、芝生の手入れをする必要はありません。

高麗芝の入手方法

芝張り

高麗芝は、ホームセンターや園芸店で購入できる。

高麗芝は、マット状の切り芝で販売されていますので、それを購入して植えることになります。
発芽率が低い種類のため、種での販売は見かけません。

高麗芝の切り芝は、ホームセンターや園芸店の店先でよく売られているので、入手するのに不都合はありません。

ネット通販で購入も出来ますが、通販は送料が必要となり結果的に価格が高めになってしまうので、近くのお店で購入したほうが経済的です。

購入する時は、なるべく状態の良い切り芝を選んで購入しましょう。

高麗芝の豆知識

最近、高麗芝を品種改良した、TM9(ティーエムナイン)が注目されています。

高麗芝に比べて成長が遅いのが特徴で、芝刈りの回数が、年2回(春と秋)で済むという、芝刈りに手間がかからない品種です。

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この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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