姫高麗芝 – 高麗芝よりも繊細で美しい日本芝

姫高麗芝芝生の種類と比較

葉が柔らかく繊細で、密度が高く美しい芝生を作ることができる

姫高麗芝(Zoysia matrella)とはイネ科 > シバ属の日本芝。暖地型芝生(夏芝)に含まれる芝草です。本来「姫高麗芝」と呼ばれる種名はなく、高麗芝の中で葉の幅が2mm以下の品種を、高麗芝と区別して「姫高麗芝」と呼んでいます。

姫高麗芝は、高麗芝を品種改良して作られているので、高麗芝の特徴の多くを受け継いでいます。

高麗芝との主な違いは、高麗芝よりも葉が細くて柔らかい特徴を持つことです。そのため、密度の高い美しい芝生を作ることができます。

このページでは、姫高麗芝の特徴や、植え方、育て方、購入方法などを紹介しています。

日本芝とは

日本に昔から自生していた芝生の種類。暖地型芝生のグループに属し高温多湿な日本の気候に適した特徴を持っています。

生育温度は23~35°C。春から秋にかけて成長し冬になると休眠期に入り枯れて茶色くなります。

育てやすいのでガーデニング・園芸に最適な芝生ですが、北海道などの寒冷地では育てる事ができません。

姫高麗芝の特徴

Zoysia matrella / イネ科 > シバ属
高麗芝の一種

春から秋に成長、冬は枯れる姫高麗芝。

姫高麗芝は、元々日本に自生していた高麗芝の一種なので、日本の気候に適した特性を持っています。地上部分と地下部分の匍匐茎(ほふくけい)で繁殖し、草丈は4.5cm〜11cmほどになります。

姫高麗芝は高麗芝と比較して、下記の特徴を持っています。それ以外の特徴は高麗芝とほぼ同じです。

  1. 葉の幅が2mm以下
  2. 葉が柔らかい
  3. 葉の密度が高い
  4. 成長するスピードが早い

姫高麗芝の特徴まとめ

生育地域関東より南の地域
主な用途一般家庭の芝生・ゴルフ場のグリーン
管理の難易度普通
葉質葉の幅は非常に細く繊細
耐踏圧性強い
耐陰性強い

生育地域:生育に最適な地域 / 管理の難易度:水やり、刈り込み頻度など
葉質:葉の細かさや密度 / 耐踏圧性:踏まれたときの強さ
耐陰性:日陰に対する強さ

姫高麗芝は多くの特徴を高麗芝から受け継いでいるので、もっと詳しく知りたい方は、高麗芝の特徴をご覧ください。

姫高麗芝の植栽ゾーン

東北より南の幅広い地域に適した芝生

姫高麗芝の生育温度は25℃~30℃です。高麗芝と同じく、高温多湿の日本の気候に適しているので、北海道や東北の北部を除く日本全国で植えて育てる事ができます。残念ながら寒冷地である北海道や東北北部の地域では育てることは出来ません。

姫高麗芝は、気温が23°C~30°Cになると成長し、夏には旺盛に成長します。冬になり気温が23°C以下になると成長が止まり、茶色く枯れてしましますが、春になり暖かくなると再び成長を始めます。

↓温量指数による芝生の選び方はこちら

姫高麗芝の利用施設

一般家庭の芝生・ゴルフ場のグリーンなどで使用される

姫高麗芝は、一般家庭の芝庭、公園、ゴルフ場のグリーンなど幅広い施設で使用されています。

特に、低刈りにも耐えることができ、葉が細かく密度が高い芝生を作ることができる特徴をもっているので、ゴルフ場のグリーンでよく使用されています(コウライグリーン)。

高麗芝と比べて、葉が柔かいのが特徴で、高麗芝のように素足で歩いてもチクチクすることがないので、一般家庭のガーデニング用の芝生としてもおすすめできます。

姫高麗芝の植え方

張り芝で芝生を植える

姫高麗芝で芝生を作る場合は、ホームセンターや園芸店、通信販売などで、マット状やロール状の切り芝を購入して植えることになります。これを張り芝と呼びます。発芽率が低い種類のため、種での購入は基本的に無理だと思ってください。

植える時期としては、基本的に成長期である4月〜9月であれば植えることは出来ますが、夏の暑い時期は避け、4月〜6月に高麗芝を植えるのが最適だと思います。

切り芝の張り方

まずは、砂質が多くて水はけの良い床土を作り、その上に切り芝を隙間なく並べていきます。

切り芝は、ホームセンターやネット通販で購入します。ロール状になった切り芝も販売されています。

種を蒔く植え方よりもコストは掛かりますが、直ぐに緑の芝生を楽しめる植え方です。

↓切り芝の張り方ついて詳しく知りたい方はこちら

姫高麗芝の手入れ

芝生の手入れ

姫高麗芝は、高麗芝に比べて管理の手間がかかります

姫高麗芝も他の芝草と同様に、芝刈り、水やり、肥料、雑草対策が手入れの中心となります。

姫高麗芝は、高麗芝の一種ですが、高麗芝よりも成長するスピードが早いために、その分手入れの手間も必要になってくると思ってください。

高麗芝と比べて主に下記のような違いがあります。

姫高麗芝の手入れの特徴(高麗芝との比較)

  1. 成長スピードが早いために、芝刈りの回数が多くなる
  2. 密度が高いため、サッチが発生しやすく、サッチングの回数を増やす必要がある。
  3. 成長スピードが早いために、肥料の回数を多くする必要がある
  4. 葉が細くて柔かいので、病気や害虫の被害に会いやすい。

病害虫の被害を減らすために、サッチングや目土入れなどで健全な土壌を維持するなど、日頃からの管理に注意する必要がありますが、うまく育てることができれば、非常に美しい芝生を作ることが出来るでしょう。

その他の手入れ方法は、基本的に高麗芝と同じです。姫高麗芝の手入れ方法をもっと詳しく知りたい方は、下記の特徴のページもご覧ください。

姫高麗芝の入手方法

ホームセンター、園芸店、ネット通販で購入

姫高麗芝は、発芽率が低いために、種での購入は無理だと思います。そのため、ホームセンターや園芸店、通信販売などで、マット状やロール状の切り芝を購入する事になります。

通信販売で購入の場合は送料が必要になり、その分費用も余分にかかることになるので、可能であればホームセンターや園芸店での購入をお勧めします。

ホームセンターで販売されている切り芝には主に「高麗芝」と「姫高麗芝」があります。姫高麗芝と高麗芝は、葉の細さら柔らかさなど「すこし特徴が異なる」だけなので、間違って購入しないように注意してください。

ホームセンターでは、切り芝は、10枚程度で一つの束になった状態で販売されています。始めから枯れているような束は避けて、なるべくみずみずしい元気な切り芝を含む束を選んでください。

通信販売での購入の場合は送料が必要になるので、その分費用も余分にかかることになります。

↓姫高麗芝の購入はこちら。


↓その他の芝生の種類はこちら

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