芝生の植えを歩くだけで、簡単にエアレーションができるアイデア商品
芝生を植えて長い時間が経つと芝生の下の土が固くなります。そこで、芝生に穴をあけて土を柔らかくする「エアレーション」という芝生の更新作業を行います。
しかし、ローンスパイクによるエアレーションを完璧にしようと思えば、作業時間も体力も必要となります。
そんなエアレーション作業を楽にしてくれるのが、このページで紹介する「ガーデンスパイク」という「芝生に穴を開ける」アイテムです。
ガーデンスパイクは、靴の上から履いて芝生の上を歩くだけでエアレーションができる便利なアイテムです。
芝生の植えを歩くだけでエアレーションができるので、ローンスパイクによるエアレーション比べて格段に楽にエアレーションができます。
ホームセンターでこの商品を見つけた時に、いつかは試してみようと思っていたのですが、今回はこの商品を購入してみたので、使い方と使用感などを紹介してみたいと思います。
エアレーションとはゴルフ場でも頻繁に行われる、綺麗な芝生を維持するための手入れです。
芝生の床土は、芝生を植えて年月が経過すると、芝生の床土は徐々に踏み固められて固くなっていきます。土が固くなった状態では、芝生の根の成長を妨げてしまい、芝生の成長が鈍ってしまいます。また、土壌の通気性が悪くなり病害虫の原因となります。
そのような状態を解消するために芝生に穴を開ける「エアレーション」を定期的に行います。芝生にエアレーションをすることで、床土の一部を耕したり、土壌を柔らかくて通気性を改善することができるので、結果として芝生の成長を促すことができます。
エアレーションについて
芝生に穴を開けるエアレーション
ローンスパイクで芝生に穴を開ける
ガーデンスパイクの構造
釘のようなスパイクピンが付いたガーデンスパイク
ガーデンスパイクは、足の形を一回り大きくした程度の樹脂製の板の上から、靴を履いたまま、その上から履くようにして使用します。
板の裏側は、スパイクピンと呼ばれる釘のような部品が、片側13本(両側で26本)ほどの本数で、ナットで固定されています。
表面の前後には靴を固定するベルトが付いており、靴の上からガーデンスパイクを履けるような構造になっています。
ガーデンスパイクとそれとよく似た商品は、様々なメーカーから販売されていますが、違うのはベルトの本数くらいとなっており、その他の構造はほぼ共通となっています。
私が購入したガーデンスパイクは板の裏側にスパイクピンが装着された状態で販売されていましたが、商品によっては、購入後に自分でスパイクピンを取り付ける必要があります。
ガーデンスパイクの使用方法
ガーデンスパイクの使い方はともて簡単です。
ガーデンスパイクは、靴を履いた状態で、ベルトを使って足に固定し、芝生の上を歩くだけでエアレーションが出来てしまいます。
- 固定用のベルトを使って、足とガーデンスパイクを固定します
- 固定が不十分だと歩きにくくなるので、少しきつめに足に固定します
- ベルトが余った場合は、誤って踏んでしまい転倒する可能性があるので、邪魔にならないようにします
- ガーデンスパイクを履いたまま、スパイクピンが垂直に刺さるようにして芝生の上を歩きます
- スパイクピンを抜くときも、垂直に持ち上げるように歩くと、転倒しにくいです
- 慣れないうちは転倒防止のために杖などで体を支えてください
- 芝生全体に穴が空くようこの作業を繰り返します
- スパイクピンが緩んだ場合は、付属の工具を使って固定することができます
ガーデンスパイクを使った感想
ベルトでの固定は「きつめ」ぐらいがちょうど良い
私が購入したガーデンスパイクは、値段の割には意外としっかりとした作りになっています。
まずは装着時の感想ですが、ベルトで固定するのは少しコツが必要でした。
ベルトの固定がゆるいと、足を持ち上げる時に脱げそうになって、最悪の場合ガーデンスパイクが脱げてしまいそうです。そのために、カーデンスパイクを靴にしっかりと確実に固定する必要があります。
写真は、子供がカーデンスパイクを履いた写真です。靴のサイズが21cmなのですが、つま先にベルトが掛かってしまいカーデンスパイクを確実に固定することができませんでした。そのため、足の小さい人はすぐに脱げてしますので使いにくいと思います。
もしくは、ベルトが3本や4本付いているガーデンスパイクも販売されているので、確実に固定したいのであればそちらの商品を購入したほうがよいと思います。
エアレーションの効果
肝心のエアレーションの機能ですが、ローンスパイクの刃と違い、細くて鋭いスパイクピンを使用しているため、想像していたよりもしっかりと地面に突き刺さってくれます。
これであれば十分にエアレーションの効果がありそうです。ローンスパイクと違って開けた穴が小さくて目立たないのもGoodです。
地面が固いような場所でも、少し体重をかけるようにすれば、スパイクピンの根本まで十分に穴を開けることができます。ちなみに私は体重が60kgなのですが、女性や小柄な方は根本まで刺さらないこともありそうです。
注意したいのは、刺さっていたスパイクピンを抜く動作です。通常の歩行のように歩いてしまうと、スパイクを抜く動作でスパイクピンが引っかかってしまい、転倒しそうになりました。
足を真上に挙げてスパイクを抜く感じで歩くと、転倒しないで歩く事ができました。ただし、見た目はおもちゃのロボットが歩いているような「ぎこちない」歩き方となるので、人に見られるとやや恥ずかしいです(笑)。
体重が軽い方は、スパイクピンの本数を調整
スパイクピンが根本まで「刺さる」か「刺さらないか」を決めるのは、土の硬さと、使用する人の体重で決まります。この点は体重の軽い方が不利となってしまいます。
その場合は、スパイクピンを何本か取り外した状態で使用すると、スパイクピン1本あたりの荷重が増えて、刺さりやすくなると思います。※スパイクピンはナットで固定されているので、スパナを使って取り外すことができます。
ガーデンスパイクの価格と購入方法
ガーデンスパイクは手頃な価格で購入できます
ガーデンスパイクの定価をインターネットで調べてみたのですが分かりませんでした。
ただし、大手ショッピングサイトでは2,000円前後で販売されていますので、芝生の道具としては意外とリーズナブルな価格だと思います。費用対効果もバッチリです。
芝生の手入れコーナーがあるようなホームセンターであれば販売していると思います。私もホームセンターで購入しました。
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ガーデンスパイクのまとめ
ガーデンスパイクを使って綺麗な芝生を育てましょう
最後に、ガーデンスパイクは芝生の植えを歩くだけで、ザクザクとエアレーションできる便利なアイテムです。装着して歩くのは多少のコツが必要なので、最初は杖のようなもので転倒防止を考えたほうがよいと思います。
ただし、10分も歩けば慣れることが出来ると思いますので、その後は芝生の植えを歩くだけで楽にエアレーションができます。
このように。エアレーション効果はバッチリ、コストパフォーマンスも抜群のガーデンスパイクですが、最大の問題は、近所の人に「ぎこちない歩き方」を見られることではないでしょうか(笑)。
エアレーションは芝生を元気に育てるのに避けては通れない芝生の手入れです。ガーデンスパイクを使って芝生を活性化して綺麗な芝生を育てましょう。
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↓ローンスパイクによるエアレーションの方法はこちらのページで紹介しています。