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芝刈り機の種類と選び方

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芝刈り機の選択に迷ったら? 芝生を育てるのには芝刈り機は不可欠です。しかし、芝刈り機にはたくさんの種類があり、価格も低価格から高額機種まで幅広い価格帯で販売されているので、どれを購入したら良いのか悩んでしまいますよね。 とくに芝生が初めての […]

芝生の道具
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芝刈り機の選択に迷ったら?

芝生を育てるのには芝刈り機は不可欠です。しかし、芝刈り機にはたくさんの種類があり、価格も低価格から高額機種まで幅広い価格帯で販売されているので、どれを購入したら良いのか悩んでしまいますよね。

とくに芝生が初めての方は、芝刈りを具体的にイメージしにくいので、自分にピッタリと合った芝刈り機を探すことは難しいと思います。

そこでこのページでは、芝刈り機を選ぶ際の参考になるように、芝刈り機の種類と選び方を紹介しています。

意外と沢山ある芝刈り機の種類

芝刈り機には多くの種類があります

芝生を刈る道具を「芝刈り機」と呼びます。芝刈り機はどれも同じと思っている人も多いと思いますが、実は、芝刈り機にはたくさんの種類があります。

種類とは、刈り込みの方式(芝生の刃をカットする仕組み)や、刃を回転させるための動力が何であるかなどで、組み合わのパターンが多いため、多くの種類の芝刈り機が販売されています。

刈り込み方式の種類

リール式とロータリー式

芝生を刈る刃の形状と仕組みのことを「刈り込み方式」といいます。刈り込み方式にはリール式とロータリー式があり、芝生を刈る仕組みが異なります。

リール式

リール式の芝刈り機は、リールカッターと呼ばれる円筒状に斜めに配置された刃が、縦方向に回転する構造です。芝刈り機の本体側にベッドナイフと呼ばれる固定刃が付いています。

リールカッターが回転することで、芝生をリールカッターとベッドナイフの間に挟んでカットする仕組みになっています。形状はまったく違いますが、ハサミで切るような構造です。

リールカッターには、刃が複数付いています。低価格の芝刈り機だと3枚の刃(3枚刃)が付いている機種が多いのですが、価格が高くなるほど4枚刃、5枚刃、6枚刃と刃の数が増えていき、こまめカットできる為、芝生が綺麗な仕上がりとなります。

リール式の芝刈り機で注意したいポイントは、リールカッターとベッドナイフの隙間を最適にする「クリアランス調整」と、刃の切れ味を復活させる刃研ぎ(ラッピング)などの、定期的なメンテナンスが必要になることです。

ロータリー式

ロータリー式の芝刈り機は、円盤状の刃が、レコード盤のように横方向に高速回転して芝を刈る構造になっています。草刈り機(刈払機)で草を刈るような仕組みと思ってください。

ロータリー式の芝刈り機は、リール式に必要なクリアランス調整が不要です。また、刃の交換をすることで切れ味を復活させることができるので、刃研ぎ(ラッピング)も不要となりメンテナンスも簡単です。

動力源の種類

芝刈り機には、手押し式、電動式、エンジン式があります

芝刈り機には、刃を回転させるための動力源が必要です。芝刈り機の動力源には、芝刈り機を押すことによって刃を回転させる「手押し式」、モーターで刃を回転させる「電動式」、エンジンで刃を回転させる「エンジン式」があります。

手押し式の芝刈り機

芝刈り機を人の手で押すことで、リールカッターを回転させて芝をカットする構造です。手押し式の芝刈り機は、リール式がほとんどです。

前方に押した時のみ、タイヤからリールカッターに回転力が伝わる構造となっており、タイヤが空回りするような状況では、芝生を刈ることができません。

電動式の芝刈り機

電気とモーターの力で、芝刈り機の刃を回転させて芝をカットする仕組みです。

刈り込み方式はリール式とロータリー式があり、電源コードをコンセントに挿して電力を得るコード式と、バッテリーを搭載して、電源が無くても動かすことができる充電式のタイプがあります。

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エンジン式の芝刈り機

ガソリンとエンジンの力で、芝刈り機の刃を回転させる仕組みです。

手押し式や電動式に比べて刈幅が広い機種が多く、パワーがあることが特徴です。刈り込み方式はリール式とロータリー式があります。

小型の機種だと人の手で押すタイプが多いですが、大型の機種だと人が乗って運転できる乗用タイプがあります。

電動式芝刈り機のコード式と充電式

電動式芝刈り機にはコード式と充電式があります。

電動式の芝刈り機には、電力を得るための方式が2種類あります。電源コードをコンセントに指して電力を得るコード式と、バッテーリーに充電しておくことで電力を得るバッテリー式があります。

コード式

コード式は、芝刈り機に電源コードが付いており、コンセントに挿して使用します。庭に防水コンセントなどの電源が必要となります。現在販売されている芝刈り機の中では、このコード式が主流となっています。

充電式(バッテリー式)

芝刈り機の本体に、バッテリーを内蔵している、またはバッテリーを装着して使用します。もちろん使用前にバッテーリーへ充電を済ませておく必要があります。

またバッテリーは、充電を繰り返すことで劣化することがあるので、定期的にバッテリー交換の必要があります。

マキタの充電式芝刈り機

マキタの充電式芝刈り機は、電動工具のバッテリーをそのまま使用することができるので、同社の電動工具をお持ちの方は、低コストでマキタの充電式芝刈り機を導入することができます。

刈り込み方式で芝刈り機を選ぶ

仕上がりが綺麗なリール式。手入れが簡単なロータリー式。

リール式の芝刈り機と、ロータリー式の芝刈り機では、芝をカットする刃の仕組みが全く違うので、芝生の刈りやすさや、刈った後の仕上がりが大きく異なります。リール式とロータリー式の、それぞれの特徴と選ぶポイントを詳しく紹介していきます。

リール式芝刈り機

切れ味がよく、芝生が綺麗に仕上がるリール式。

リール式の芝刈り機は、ハサミのように芝をカットするため、切れ味がよく、芝生の葉の切り口が綺麗に仕上がります。そのため、リール式はロータリー式よりも美しい芝生を作ることができます。

また、切れ味がよいので芝のダメージが少なく、ゴルフ場やサッカースタジアムなどの競技場などの業務用として、幅広く使用されています。

刈高の調整が可能な機種が多く、低刈りも可能で密度の高い絨毯のような芝生を作ることができます。その反面、長く伸びた芝生を刈ることは苦手なので、芝刈りを頻繁に行う必要があります。

このような特徴を踏まえ、リール式の芝刈り機は「芝刈りの回数が増えても綺麗な芝生にこだわりたい」人や「芝生を低刈りで仕上げたい方」に適していると言えるでしょう。

リール式芝刈り機の特徴まとめ
  • 切り口:切り口がきれいで刈込み後の葉先が枯れることはない
  • 低刈り:刈り高を調整できる機種が多く、低刈りが可能。
  • 長い芝生:長く伸びた芝生の刈り込みは苦手。

リール式芝刈り機のメンテナンス・調整

リール式はメンテナンスと調整が必要

リール式の芝刈り機は、刃の構造上、定期的なメンテナンスと調整が必要となりますが、定期的に手入れをすることで、性能を長く維持することができます。

刃調整(刃合わせ)

芝刈りの前には、リールカッターとペットナイフの隙間を調整する必要があります。(クリアランス調整とも呼ばれます)。隙間が狭いとリールカッターの回転がしにくくなり、隙間が広いと芝生の葉を切ることが出来ません。新聞紙を挟んで、スパッと切れるように隙間を調整する必要があります。

金星ゴールデンスターのナイスバーディーモアー GSB-2000Nのように、クリアランス調整が不要な芝刈機も発売されています。

刃研ぎ(ラッピング)

リール式芝刈機は、小石を挟むなどで刃が欠けて切れ味が悪くなりますが、専用の研磨剤を使って刃研ぎをすることで、切れ味を復活させることが出来ます。刃研ぎのことは、ラッピングとも呼ばれています。

ロータリー式芝刈り機

刈り込みのスピードが早く、長く伸びた芝生も刈ることができる。

ロータリー式の芝刈り機は回転刃で芝を刈るので、刈込みできる幅が広くて刈り込みのスピードも早いために、芝刈り作業が効率的に出来ます。

最大のメリットは、リール式では刈ることが出来ない、長く伸びた芝生でも簡単に刈ることができる点です。その反面、切り口が多少荒いために芝生を痛めやすく、芝刈りの数日後には葉の先端が枯れてしまうことがあります。

このようにロータリー式は、仕上がりの綺麗さはリール式に劣りますが、リール式に比べると低価格なこともあり、電動式の芝刈り機では比較的入門向きの機種が多いように思います。

ロータリー式の芝刈り機は、メンテナンスが容易という特徴があります。リール式では必要となる「刃調整」も不要で、切れ味が落ちてきたら簡単に刃を交換することもできます。

上記の特徴を踏まえると、ロータリー式芝刈り機は「仕上がりは多少荒くても、手入れの手間を少なくしたい」人に適していると言えます。

ロータリー式芝刈り機の特徴まとめ
  • 切り口:切り口が多少粗く、葉の先端が枯れてしまう事がある。
  • 低刈り:ほとんどの芝刈り機の場合、1cm以上の刈高となる。
  • 長い芝生:長く伸びた芝生の刈り込みが可能。

リール式とロータリー式の比較表

刈り刃の種類長所長所
リール式芝刈り後の仕上がりが綺麗ロータリー式と比べると価格が高い
リール式切れ味よく芝生を傷つけにくい長く伸びた芝生は刈りにくい
リール式低刈りができる定期的なメンテナンスが必要
ロータリー式リール式に比べると低価格芝刈り後に切り口が枯れる事がある
ロータリー式長く伸びた芝生も刈ることができる芝にダメージを与えやすい
ロータリー式リール式に比べてメンテナンスが楽仕上がり後のムラが出やすい
ロータリー式刈幅が広く刈り込みスピードが早いリール式に比べてやや音が大きい

動力の種類で芝刈り機を選ぶ

芝刈り機の動力は、芝生の広さと予算で決める

芝刈り機の動力には手押し式、電動式、エンジン式がありますが、この3つの中からどれを選択するかは、芝生の広さと予算によります。

芝生の広さが10坪までなら手動式でも十分ですが、10坪以上であれば電動式の方が楽に芝刈りをすることができます。エンジン式の芝刈り機は100坪以上の広い芝生で使われることが多いのですが、騒音が大きいので住宅地で使うことは難しいでしょう。

手押し式芝刈り機の特徴

低コストで簡単に使える手押し式は、初めての芝刈りに最適。

手押し式であれば「疲れて大変」だと思われがちですが、10坪以内の芝生であれば、手押し式の芝刈り機でも比較的楽に芝生を刈ることができるので大丈夫です。丁寧に芝刈りをしたとしても1時間ほどで作業が完了します。

手押し式芝刈り機は、低価格から高額まで多くの機種が販売されていますので、自分の予算にあった芝刈り機を選ぶことが出来ます。1万円以下の芝刈り機も多くあるので、初めての芝刈り機には手押し式が最適と言えるでしょう。

手押し式のメリット
  • 軽量で取り扱いやすく、小回りが利く
  • 電源が無くても手軽に使うことができる
  • 作動音が静かなので住宅地でも騒音を気にせずに使える
  • 分解・組み立てが簡単にできるのでコンパクトに収納できる

電動式芝刈り機の特徴

芝刈り作業が格段に楽になる電動式の芝刈り機。

電動式の芝刈り機は、作業効率の良さが圧倒的な魅了です。芝刈りは想像以上に手間と体力が必要になるので、効率よく短時間で芝刈りを終わらせたい人は、電動式の芝刈り機をお勧めします。

10坪以上の広い芝生であれば、手押し式の芝刈り機に比べて、圧倒的に楽でスピーディーに芝刈りを完了することができます。例えば、10坪程度の芝生であれば30分もあれば芝刈りが終わります。

しかし、電動式にデメリットもあります。電動式はモーターで刃が回転する構造のため騒音が大きくなることが挙げられます。隣家などが近い場合は、騒音問題になる可能性もあるので静音タイプの電動式を選ぶようにしてください。

最近になって、低価格の電動式芝刈り機も多くなってきましたので、芝生の手入れ予算に余裕があるのであれば、ぜひ電動式の芝刈り機購入をオススメします。

電動式の芝刈り機には、電源が必要なコード式と、コードレスで使える充電式(バッテリー式)があるので、作業環境にあったタイプを選ぶようにしてください。

コード式

電動式の主流なのがコード式です。コード式の芝刈り機は、本体に電源コードが付いているので、入り組んだ庭の場合は、コードが絡まったり作業の邪魔になったりする可能性があります。

また、近くに電源コンセントが必要となりますので、屋外に電源がない場合は充電式の芝刈り機を選んでください。

注意点として、広い庭で使用する場合は電源コードの長さが足りない場合があるので、延長コードを用意する必要があります。

充電式(バッテリー式)

電源コードがなく作業の邪魔にならないので、入り組んだ庭での芝刈りや、広い庭の芝刈りには最適なのが充電式です。

バッテリーは事前に充電する必要があるので、思いつきで芝刈りをしようと思っても充電出来ていなと作業ができません。そのため芝刈りの計画が立てやすい人に向いていると言えるでしょう。

コード式・充電式の比較表

種類メリットデメリット
コード式刈込みパワーを安定して発揮できる作業中にコードが邪魔になる場合がある
コード式充電式にくらべて割安近くに電源コンセントが必要
コードレスコードを気にせずに芝刈りができる芝刈り前にバッテリーの充電が必要
コードレス電源コンセントが必要ない作業途中でバッテリ切れになる場合がある
コードレス電動工具の充電池が使える商品のある充電を繰り返すとバッテリーが劣化する

エンジン式芝刈り機の特徴

100坪以上の芝生に向いているエンジン式

エンジン式芝刈り機はとにかくパワーがあるのが特徴で、刈込みの幅も広く、手押し式や電動式よりも効率よくスピーディーに作業を行うことができます。そのため、業務用としてよく利用されています。

100坪以上の広い芝生を刈る場合は、エンジン式がおすすめですが注意点もあります。エンジン音が大きいので近隣との騒音問題になる可能性があるので、住宅地で使用するのに向いていません。価格も電動式に比べて割高となるので、一般家庭での使用はあまりおすすめできません。

手押し式・電動式・エンジン式の比較表

動力の種類メリットデメリット
手押し式低価格から高価格まで幅広い商品から選べる広い面積の芝生では疲れる
手押し式音が静かで騒音を気にせず芝刈りができる刃の交換ができない
電動式広い面積の芝生でも楽に作業ができる手押し式よりも高額
電動式エンジン式よりも静か電源や充電が必要となる
電動式低価格から高価格まで幅広い商品から選べる手動式よりも重たく取り回しにくい
エンジン式100坪以上の芝生でも楽に作業ができる電動式よりも価格が高い
エンジン式刈り幅が広くスピーディーに芝刈りができる騒音が大きく住宅地には不向き

芝刈り機の主な組み合わせパターン

芝刈り機は主に下記のようなタイプがあります。

リール式 ✕ 手押し式

芝刈り機を手で押すことで、リールカッターを回転させるタイプの芝刈り機です。芝刈り機の主流がこのタイプです。

リール式 ✕ 電動式

リールカッターを電気モーターで動かすタイプの芝刈り機です。コード式と充電式の2タイプがあります。

ロータリー式 ✕ 電動式

回転刃を電気モーターで動かすタイプの芝刈り機です。コード式と充電式の2タイプがあります。

バリカン式 ✕ 電動式

芝刈り機の補佐的な役目。芝刈り機では刈れないエッジ部分などを刈る時に使用します。コード式と充電式の2タイプがあります。

リール式 ✕ エンジン式

リールカッターをエンジンで動かすタイプの芝刈り機です。手で押すタイプと乗用タイプがあります。一般家庭で使われることは、ほぼありません。

ロータリー式 ✕ エンジン式

回転刃をエンジンで動かすタイプの芝刈り機です。一般家庭で使われることは、ほぼありません。

「刈幅」と「刈高さ」が芝刈り機選びのポイント

刈高や刈幅は芝刈り機選びの重要ポイント

芝刈り機は機種によって、刈り込む高さや幅が調整できるタイプがあります。刈り込む高さは芝生の仕上がりに大きき影響しますし、刈り込む幅は作業効率に大きく影響しますので、購入の際はチェックしておきましょう。

芝刈り機の「刈幅」とは

効率性と取り回しのどちらを重視するかで決まります

芝刈り機が一度に刈ることができる幅を「刈幅」といいます。仮幅は、リール式の場合はリールカッターの横幅で、ロータリー式の場合は、刃の直径で決まります。

もちろん、刈幅が広い方が、一度に多くの芝生を刈ることができるので、芝刈りがスピーディーに行えます。

ただし、刈幅が広い芝刈り機はボディが大型になるので、小回りが効きにくくなるのと、手押し式の場合は押す力が多く必要になります。もちろん仮幅が広いほうが価格が高くなります。

どちらのタイプを選ぶかは芝生を植えている環境で決まります。芝生が広い場合やフラットで障害物のない場所に植えている場合は刈幅が広い芝刈り機を、芝生の面積が狭い場合や花壇や植木の障害物がある場合は仮幅が狭いコンパクトな芝刈り機を選ぶと良いでしょう。

芝刈り機の「刈高」とは

刈高によって芝生の印象が大きく変わります

芝生をどれくらいの短さで刈ることができるかを「刈高」といいます。芝刈り機によってはこの刈高を調整できるタイプがあり、機種によって調整できる範囲が異なります。

もちろん。調整範囲が広いほうが、様々なシーンで活用できるので、芝刈り機を購入する際は、出来るだけ調整幅の広い芝刈り機を選んでください。

芝生には日本芝や西洋芝などの種類によって最適な高さがありますし、短めの芝生が好みの人もいると思いますので、植えている芝生の最適な刈高や、自分がイメージする芝生の長さを基準に選ぶことになるのですが、調整範囲が広いほうが様々なシーンで活用できるので、調整幅の広い芝刈り機を選んでおくのが無難です。

ロボット芝刈り機

ルンバのように自動で芝刈をしてくれるロボット芝刈り機

ルンバが自動で掃除をしてくれるように、芝刈の範囲とタイマーをセットするだけで、自動で芝刈をしてくれる「ロボット芝刈り機」が開発・販売されるようになってきました。

通常の芝刈り機に比べて価格が高いことが難点ですが、芝刈りを完全に任せることが出来るので、芝生の管理が格段に楽になります。

ロボット芝刈り機は雨の日でも、人がいなくても芝刈ができるので「こまめな芝刈り回数」をタイマー設定することで、密度の高い絨毯のような芝生を作ることができます。

↓ロボット芝刈り機オートモア105について、下記ページで詳しく紹介しています。

↓オートモア Aspire R4の購入はWEBでもできます。

電動バリカン

芝刈り機では刈れない所を刈る、電動バリカン

電動バリカンは芝刈り機の補佐的に使用する道具で、電気の力でハサミのような刃を動すことで芝生を刈ることができます。比較的コンパクトなことがメリットで、芝刈り機が入らないような狭い場所や壁際などは、この電動バリカンを使って芝生を刈ることができます。

リール式と同じく、ハサミの用に芝生をカットすることが出来るので切断面が美しいのもポイントで、芝生を隅々まで綺麗に仕上げたい方におすすめです。

電動バリカンには、ハンディタイプとスティックタイプがあり、ハンディタイプの電動バリカンは、アイロンのように芝生の植えを滑らして芝生を刈ります。スティックタイプの電動バリカンは、立ったままで掃除機のように芝生の上を滑らすことで芝生を刈ることが出来ます。

なお、芝生の面積が狭い場合は、電動バリカンのみで芝刈りを完結させることができます。ただし刈高の調整が出来ないので、凸凹とした仕上がりになることと、刈った芝生を集めることができないため、芝刈り後に刈りカスを収集する必要があります。

電動バリカンの種類
  • ハンディタイプ:小型でアイロンのように滑らせて使う
  • スティックタイプ:立ったままで芝刈りができる。

電動バリカンはコード式(コンセント式)と充電式(バッテリー式)があります。

コード式は近くにコンセントか延長コードが必要になり、作業の際にコードが邪魔になることがあります。反対に充電式は事前に充電しておく必要がありますが、コードが邪魔にならない取り回しの良さがメリットとなります。

芝生がコンセントから遠い場合は、充電式を選ぶか、延長コードを購入しておきましょう。

芝生の面積で芝刈り機を選ぶ

芝生の面積で芝刈り機を選ぶ事ができます。

5坪以下の芝生であれば、電動バリカンでもなんとか芝刈りをできると思いますが、可能であれば手押し式の芝刈り機が良いでしょう。

5~30坪の芝生であれば、手押し式か電動式を選ぶ事になります。もちろん電動式の方が作業効率は良くなります。

30~100坪の芝生であれば、手押し式の芝刈り機では体力的に大変なので、電動式の芝刈り機を選んでください。

100坪以上の芝生であれば、刈り込むスピードが早いエンジン式を進めします。ただしエンジン式は電動式に比べて騒音が大きいので住宅地などでは使用しないほうが良いでしょう。

芝生の面積ごとの最適な芝刈り機

芝刈り機の種類5坪以下5~30坪30~100坪100坪以上
電動バリカン
手押し式芝刈り機
電動式芝刈り機
エンジン式芝刈り機

芝刈り機の種類と選び方 まとめ

初めての人は、手押しのリール式をがすすめ

これまで説明したように、芝刈り機の種類を簡単にまとめると刈り込みの方式には「リール式」と「ロータリー式芝刈り機」がある、動力は手押し式と電動式が主流である。

芝刈り機の購入が初めての人は、手押し式のリール式を選ぶ人が多く、予算のある人や芝生の面積が拾い人は電動式を選んでいますが、個人的に、初めての芝刈り機は「手押式のリール式」を選んでも良いと思います。

芝刈り機の種類と選び方比較表

芝刈り機の種類作業効率仕上がりの綺麗さ騒音価格
リール式 ✕ 手押し式
リール式 ✕ 電動
ロータリー式 ✕ 電動
バリカン式 ✕ 電動
リール式 ✕ エンジン
ロータリー式  ✕ エンジン

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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