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高麗芝と西洋芝はどちらが育てやすい?庭の環境に応じた選び方と管理方法を紹介!

この記事の概要

「庭に芝生を張りたいのですが、高麗芝と西洋芝のどちらを選ぶべきか迷っています。初心者でも育てやすい芝生を選びたいのですが、庭の日当たりや土壌の条件、例えば日陰が多い場所や水はけの悪い土壌でも育つかどうか、どのような点に注意して選べばいいので […]

芝生の選び方関する質問
この記事は約4分で読めます。

「庭に芝生を張りたいのですが、高麗芝と西洋芝のどちらを選ぶべきか迷っています。初心者でも育てやすい芝生を選びたいのですが、庭の日当たりや土壌の条件、例えば日陰が多い場所や水はけの悪い土壌でも育つかどうか、どのような点に注意して選べばいいのでしょうか。また、子供が遊ぶ庭や装飾を目的とした庭で適した種類も知りたいです。」

高麗芝と西洋芝の基本的な特徴

高麗芝の特徴

高麗芝は日本原産の芝生で、アジア全体で広く利用されています。その特徴として、次の点が挙げられます。

  • 耐久性:高麗芝は丈夫で、踏まれることに強いです。そのため、庭や公園、学校の校庭、運動場など、人が多く利用する場所に適しています。
  • 日当たりの必要性:日当たりが良い場所を好みます。日陰では生育が弱まる傾向があります。
  • 管理のしやすさ:日本の気候に適応しているため、初心者でも比較的簡単に育てることができます。
  • 冬季の変化:冬になると休眠期に入り、芝が茶色くなることがありますが、春になると再び緑が戻ります。

西洋芝の特徴

西洋芝はヨーロッパやアメリカで広く利用されており、多くの種類があります。例えば、寒冷地に適したケンタッキーブルーグラスや、耐暑性のあるバミューダグラスが代表的です。以下は主な特徴です。

  • 見た目の美しさ:西洋芝は柔らかく繊細な葉を持ち、緑が鮮やかで高級感があります。
  • 日陰への適応:種類によっては日陰でも育つものがあり、庭の条件に応じて選ぶことができます。
  • 気候の適応性:日本の気候に完全に適応していない種類もあるため、注意が必要です。
  • 管理の難しさ:頻繁な芝刈りや肥料の施用が必要で、管理にはある程度の手間がかかります。

環境に応じた芝生の選び方

庭の日当たりを考慮する

  • 日当たり良好な庭:高麗芝が適しています。日光が十分に当たる環境では、高麗芝は健康に育ちます。
  • 日陰が多い庭:西洋芝の中でもシェードターフと呼ばれる種類を選ぶと良いでしょう。これらは日陰でも育ちやすい特性を持っています。

土壌の排水性を確認する

  • 高排水性の土壌:高麗芝も西洋芝も育てやすいですが、西洋芝は特に排水性の良い土壌を好む種類が多いです。
  • 粘土質の土壌:排水性が悪い場合は、土壌改良を行い、砂や腐葉土を混ぜることで芝生が根付きやすくなります。

地域の気候をチェックする

  • 温暖な地域:高麗芝が適しています。日本の多くの地域に適応しています。
  • 寒冷な地域:寒さに強い西洋芝(ケンタッキーブルーグラスなど)を選ぶと良いです。

芝生の張り方と管理方法

芝生の張り方

  1. 下準備:庭の雑草を取り除き、土を耕して平らにします。この際、スコップ、レーキ、雑草取りなどの道具を用意すると便利です。また、排水性が悪い場合は目土を入れて改善します。
  2. 芝生の選定:高麗芝ならロール芝、西洋芝なら芝の種や芝生シートを選べます。初心者には、張りやすいロール芝がおすすめです。
  3. 張り方のポイント:均一に並べ、目地を揃えて隙間がないようにします。これにはスコップや水平器が役立ちます。
  4. 転圧と散水:芝をしっかり圧着するために転圧ローラーを使用し、その後は水やりを丁寧に行います。

日常管理

芝刈り

  • 高麗芝:月に1回程度の芝刈りで十分です。夏は成長が早いので頻度を増やします。
  • 西洋芝:成長が速いので、週に1回以上の刈り込みが必要です。

肥料の施用

  • 高麗芝:春と秋に肥料を施すことで、健康な緑を保てます。
  • 西洋芝:定期的に肥料を与える必要があります。少量を頻繁に与える方法が一般的です。

水やり

  • 芝生が根付くまでは毎日水やりをします。その後は週に2〜3回、深く散水します。

季節ごとの管理

  • :目土入れやエアレーションを行い、芝生の成長を促します。
  • :散水を増やし、夏越しの対策を講じます。
  • :肥料を与え、病害虫の予防を徹底します。
  • :高麗芝は休眠期に入るため、手入れを減らします。西洋芝は冬越し対策を行います。

高麗芝と西洋芝の長所と短所

高麗芝の長所と短所

  • 長所:耐久性があり、日本の気候に適している。管理が比較的簡単。
  • 短所:日陰には弱く、冬に茶色くなる。

西洋芝の長所と短所

  • 長所:緑が美しく、種類によっては日陰でも育つ。
  • 短所:管理が大変で、日本の高温多湿に弱い種類もある。

まとめ

高麗芝と西洋芝のどちらが育てやすいかは、庭の環境や管理にかけられる時間によって異なります。例えば、日当たりが良い庭では高麗芝が適し、手間をかけずに丈夫な芝生を維持できます。一方、見た目の美しさを重視し、日陰のある庭を美しく緑化したい場合は西洋芝が向いています。実際に、家庭で高麗芝を選んだ例では、子供が遊ぶ庭でも傷みにくく、美しい状態を保っています。また、西洋芝を選んだ庭では、観賞用として高級感のある緑を楽しむことができたとの成功例があります。

適切な選択と管理を行うことで、理想の芝生の庭を実現できます。ぜひ、ご自身の庭に合った芝生を選び、素敵な緑化空間を作り上げてください!

この記事を書いた人

庭で芝生を育てる芝生大好きのお父さんです。育てている芝生の種類は「高麗芝」植えてから12年になります。芝生を植えた時に手伝ってくれた子どもたちは大きくなり、今では芝生に興味を示してくれず、仕方ないので一人でコツコツと芝生の手入れをしています。週末は芝生の管理に追われる芝奴隷です。

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